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うちのバンドのヴォーカルは、女子ですが非常に男っぽくて、本人も男の中にいる方が楽だといいます。
そんな彼女に「おまえが男だったらすんげーいい友達になれんのにな」と、僕はいつか言ったことがあります。
でも、その男っぽさは、実は凄く彼女を苦しめてきたのです。

細かいことは長くなるので割愛しますが、簡単に申し上げると、父親との関係がそうさせた原因です。
彼女の父親は、彼女自身をほしくなかったといいます。男の子がほしかったらしく、上のお姉さんとは完全に差別され、非常に厳しく当たられて育ったと言います。

離婚し、父親が姉妹を男手一つで育てました。お姉さんは「女の子」として可愛がられ、しかし彼女には非常に厳しく、彼女自身、父親が怖くてたまらなかったと言います。
恐らく、「男の子のように育ててしまった」と想像が付きます。

そんな彼女は、つい最近まで人前で泣いたことがなかったと言います。僕の前で泣いたのが恐らく人前で泣いた最初だと言います。
いつも強がって、いつも独りで思い詰め、そして独り部屋に閉じこもって泣き、苦しくなるとリストカットしたそうです。
リストカットし流れる血を見ると、すっきりしたと言います。

また、彼女はよく「お姉ちゃんが大好きだ」と言います。「私とお姉ちゃんは正反対だ」ともよく言います。
お姉さんに対する女性としての憧れと、父親にお姉さんのように女の子してる姿を見せられない自分の葛藤が、実はつい最近までも続いていたようです。僕の前で泣いた日までは・・・・。

「イマイちゃん、私幸せになっちゃいけないのかぁ?」
このことばが、僕にとって唐突過ぎて、最初は同棲している彼とうまくいっていないなかと思ったのですが、実は自分の生い立ちからだったのです。

父親との関係からお姉さんとの関係、不安定な自我と闘う孤独・・・・彼女にとってこれらが「幸せになれない」原因だと感じていたのでしょう。

「人前で泣けない・・・・」
僕は彼女にこう言いました。
「人前で泣いたっていいんだよ。人前で泣いて助けを求めたっていいんだよ。助けを求めれば、誰かは必ず助けてくれる。だから泣いて助けを求めたっていいんだよ。」と。

「私、女の友達できるかな?」
「大丈夫、だっておまえ女なんだから、女のおまえが女の中に入れない訳がないだろ?自分が苦しいとき、泣いて助けを求められる女友達作ったらいいよ」と、僕が言うと、彼女は何かから解放されたように泣き出しました。

後日メールが届きました。
「あのとき話を聴いてくれてから、凄く楽になった。ありがとう。」と。

男勝りが売りだったうちのヴォーカル。女性らしく登場したらどうしよう!?
でも、どっちでも、うちのヴォーカルには変わりないので・・・・。


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